病院・国際看護師・訪問看護…
多彩な経験と情熱を持つ看護のプロフェッショナル。
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私は現在ideinで訪問看護の管理者としてスタッフをまとめながら、看護師として現場にも出ており、利用者さまに対して質の高い個別ケアの提供をし続けることを目標として働いています。
これまで看護師として15年のキャリアがあり、そのうち3年間は国内の大きな規模の病院で緊急ケアに携わりました。
その後、学生時代からの夢だった国際看護師に転身。15カ国で災害時の緊急支援や地域医療の充実を目指すプロジェクトに参加しました。これらの経験から、多様な文化や環境下、特に、資源が限られた地域での創意工夫が求められるケースでは看護の形が異なるということを改めて実感しましたね。
帰国してからは大学病院で救急外来を担当。「この患者さんたちは自宅に帰ったらどうなるんだろう」と考えることが増え、一人ひとりの状況に合わせたケアが実現できる環境で働きたいと思うようになりました。私の祖父母も看取りで最期を迎えたこともあり、より強い想いを持って訪問看護の道に進みました。 -
「この人と働きたい」が決め手となったideinへの転職
私がideinで働くことを決めたのは、社長との出会いが一番の理由です。面接で初めて会ったとき、人柄に惹かれ、「この人と一緒に働きたい」と強く感じました。社長はお寺のお坊さんでもあり、真摯に一人ひとりと向き合う印象を受け、その優しさや誠実さはどこか特別なものに感じたんです。
これまでもそうですが、私の転職の軸は「誰と働くか」。やはりここが一番大切だなと思っています。
当時転職活動中で大手含め数社内定をもらっていたのですが、この軸で考えたときに、面接後即決でideinに入社することを決めました。
社長とは仕事だけでなく、時にはご飯に行ったりすることもあります。そういう時間も含めて築かれた、一歩踏み込んだ先の信頼関係があるからこそ、同じ方向を向いて、一緒に事業をつくっている実感があります。
もちろん、大前提仕事内容が私が求めていたものであったことも決め手の一つです。これまでに訪問看護や介護施設の管理者として働いていましたが、より私の理想とするケアの形を実現できる場所があるのではないか、と思ったことがきっかけで転職活動をしていましたからね。
社長が描くビジョンに共感して、ideinでなら自分の理想とする看護が提供できる環境がつくれると確信しました。 -
施設・在宅看護師としてのやりがいと挑戦
施設や訪問看護師は病院勤務の看護師とは仕事内容・働き方において大きく異なります。
病院では多くの患者さんに対して、ある程度決まった範囲のケアを提供することが多いですが、施設や訪問看護では一人ひとりの利用者さまに深く関わることができます。
利用者さまの自宅や個室に伺い、その方の生活環境を理解しながら、利用者さまご自身・ご家族・ドクターなど関連する方々とも対話を重ねた上でケアの方針を決めていきます。そのため、よりその方のために厳選されたケアを提供することができることがこの仕事の一つの魅力だと思います。
現在私は訪問看護の管理者、そして新規ナーシングホームの立ち上げを管理者として行っています。
ずっと同じことをしているよりも、新しいことに取り組んでいきたい思考が強く、施設の立ち上げに携われることはとてもやりがいを感じています。
私自身も看護師として利用者さまのケアに入ることももちろんあります。
仕事柄、利用者さまはどなたも、何らかの身体的・精神的不調を患っていますし、私達がケアを継続していく中でどうしても重症化してしまう方もいらっしゃいます。そうなるとケアすることが少しきついなと感じることも正直あります。
ただ、一人ひとりが望む状態に近づけるようにサポートとケアをするのが私達の役目です。そのために私達看護師自身がまずは万全で余裕のある状態を築いていることが重要です。私の場合は、趣味が「寝ること」というくらい睡眠を大切にしており、沢山眠って自分の調子を整えることを心がけていますね。 -
これからideinでやっていきたいこと
医療の現場では、入院可能な期間が年々短くなっています。そのため、自宅や施設でのケアがますます重要になってきており、私たちのサービスは社会的な価値も非常に高いものとなっています。
このような世間の変化に柔軟に対応し、利用者さま一人ひとりのニーズに応じたケアを提供するため、現在私たちは特に重症度の高い利用者さまを受け入れるナーシングホームの構築に注力しています。
個人的に考えていることではあるのですが、将来的には軽症者や慢性的な疾患を持つ方々をサポートする施設も設立し、状態に応じて必要なケアを提供する体制を整えたいと考えています。こうした多様なケア環境を整えることで、利用者さまがその日その日の状態に最適なケアを受けられるようになります。
この取り組みが実現すれば、どのような状態の利用者さまも、専門的なケアが必要な時に適切なサポートを受けることが可能になります。また、利用者さまだけでなく、そのご家族も安心して日常生活を送ることができるようになるでしょう。
私たちの目標は、看護・介護の領域を超えて、どんな状況でも誰もが自分らしく生きることができる環境を提供することです。これは単なるケアの提供ではなく、個々人の尊厳と自立を支えることにもつながります。それこそが、私たちideinが追求している、真の意味での社会的貢献ではないでしょうか。 -
お仕事をお探しの方へメッセージ
病院のみのご経験の方も、施設や在宅の経験がある方も大歓迎です。今の医療体制であると、看護師は病院勤務がファーストキャリアとなることがほとんどで、訪問看護やナーシングホームからキャリアを積んでいくことができません。私たちは病院を経験しなくても、施設・在宅看護ができる看護師を増やしたいと思っています。そのため、現在の採用活動を進める中でも看護資格をお持ちの方でしたら経験は不問としています。
施設・在宅の看護に携わる上で大切なことはいつも心に余裕を持つことだと思います。また、他の職種のスタッフとも協力し合えることもとても重要です。看護師としての技術や経験も重要ですが、何よりも大切なのは人間関係を大切にできることだと思います。利用者さまに対しても、外部のドクターやケアマネとの連携、そしてideinの仲間との関わりも含め、関係を大切にすることでよりよいケアに繋がると思っています。
新しい環境で成長したい、「緩和ケア」を中心とした様々な経験を積みたいという方がいれば、ぜひ一緒に働きましょう。あなたの看護に対する探究心と情熱を、私たちと共に未来を築くために活かしてください。